《テーマ》より内容重視に、より協働的に、より対話的に "More content-based, more collaborative and more communicative"
ON-2
《CLILやSTEAMに汎用できるICT活用》
7/30(土)15:20-17:20 定員:30名
7/31(日)10:00-12:00 定員:30名
担当:山西敏博(やまにし としひろ)先生(長野大学企業情報学部教授)
講座言語:日本語・英語 ・ 主な対象:中学・高校教員 ・ ICTリテラシー:初級 ・ 講義スタイル:ワークショップ
《講座内容》
CLILとSTEAMに応用させることができる、ICT活用に関する、新たな授業展開の一端をご紹介します。
【利点】:①STEAMに関する発表用資料を作成するための文献調査を行うことで、英語文章の読解力が育まれる(Reading)
②発表用資料を英語で作成することで、英作文力が養われる(Writing)
③資料を基に、英語による発表だけでなく、指導者と受講者との相互方向による「授業」展開により、授業運営能力も育まれる(Speaking)(Time Management / Facilitation)
④英語を聴き取りながら「授業」への理解を深めることで「聴き取り」にも役立つ(Listening)
⑤「理科・科学・芸術」の知識も同時に身につく 他
【アプリケーション】:PC上ウエブサイト全般 &【 OFFICE(Word, Excel, PowerPoint)】
【工夫】:生徒を男女ほぼ均等になるように分けることで、男女間の協力も得られる。
【教材の扱い】:①(基本編)②(応用編)③(超応用編)の3題目を提示。
【グループ活動の仕方】:教員から提示された「題目」の1つを選び、題目に合致した提示用資料をPowerPoint(PPT)で作成する、といった点から、必要な情報を、各自の端末(PC)から検索させる。情報源は【英文資料】とする(Reading)。また、You Tube(動画サイト)などの英語版内容の活用も認める(Listening)。などといった、様々な活動が臨めます。
《メッセージ》
Learning Pyramidによると、「教師が教え、生徒が習う」という一方通行の形態では、生徒の理解度はわずか「5%」です。他方「生徒達同士が自らで4技能を駆使して、授業を作り出す」という相互体系にすることで、理解度は【90%】に飛躍します。生徒達の可能性を信じて、教師は支援者(Facilitator)になって、後方からの応援をしてあげて下さい。実践歴22年目の、中高での指導を経験してきた講師が伝える「CLIL(内容言語統合型学習)」と「STEAM(Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematics)」に応用させることができる、ICT活用をご紹介します。「英語で学ぶ〇〇」といった新鮮な感覚が、GIGA時代に合わせて生徒達に身につきます。必聴です!
《プロフィール》
長野大学企業情報学部教授、大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程満期単位取得
ハイデルベルグ大学院修了(MA)。専門:言語社会学・認知心理学。英語・フランス語・スペイン語に精通。著書総計65冊・種類。代表作「童謡で絶対元気になれる!」(United Books , 2018)・同韓国語翻訳書(Book21, 2018)・「国公立・私立大学 大学入試問題正解」(旺文社)・「GENIUS英和大辞典、同和英辞典(第2版)」(大修館書店, 2001、2003)他。「日本列島徒歩縦断:北海道ー沖縄県 3,110 km」(1986)完遂。海外43か国・地域、放浪。国内47全都道府県訪問。